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ハッピー・イースター(復活祭)

3月31日、大雨の中、与那原教会で恒例の復活祭のミサが行われました。与那原第1団のビーバー・カブスカウトが今年も参加しました。スカウトの経験もあるラサール神父さまは、復活祭の意味を子どもたちにもわかり易くお話してくださいます。“イースターエッグ”は復活の象徴であり。玉子を探し当て、喜ぶ子どもたちの笑顔が、社会を明るく元気にしてくれると、毎年お話ししています。与那原教会では宗派に関係なく誰でもミサに参加でき、与那原1団のスカウトもリーダーも気軽に参加しています。 私たちは、スカウト達が成長していく上で「目に見えない、なにか大きな力によって包まれて生きている」という事を伝えることが大切であると感じながらスカウティングを実践しています。 それが、なにであるかは我々スカウトリーダーでも教える事はできません。しかし、スカウティングを通して、スカウトが各自で獲得するものであると、子どもらの感受性に期待しています。それが地域の方々であったり、親や祖先であったり、また心の支えになってくれる教会の方々であったりと、様々でしょう。

さて、ミサが終わり恒例の“玉子”探しの始まりです。ビーバー隊長が「1・2・3ソレ行けー」の掛け声で、ビーバー隊とカルガモ隊(ビーバー年齢未満)が先手を切って駆け出しました。カブスカウトは30秒後にスタートです。なんと今年はわずか数分の間に、300個の玉子はあっという間になくなってしまいました。例年になく短時間で終了してしまいました。それには訳があります。今年は雨のため、ボーイ・ベンチャースカウトのお兄ちゃん達が“玉子”に雨でぬかるんだ泥がつかないよう工夫をし、すぐに探し出せるように隠していたのです。昨年までは玉子を探し当て、大喜びしていたスカウトが、今年は玉子を隠す役割を果たしました。与えられる喜びから、与える喜びを感じていたことでしょう。 スカウティングの特徴的な「異年齢による活動の意義」を垣間見ることができます。

スカウトの心に「感謝」が生まれ、やがて「奉仕」につながっていくという事を、今年も復活祭で確認することができました。

与那原第1団 BVS隊長 比嘉良裕


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